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2007年5月に作成された記事

2007年5月31日 (木)

勝手に伊藤洋三郎 62~ホタル

 だいぶ前から予告してた奴です。

 ホタル(2001年)

 昭和が終わりを告げ、平成の世が始まった時、漁師の山岡(高倉健)と腎臓病の為に人工透析を続ける妻知子の元に、山岡の戦時中の部下だった藤枝洋二(井川比佐志)の死の知らせが訪れる。病死として片付ける家族達の考えが納得いかない孫娘の真美(水橋貴己)は、山岡に宛てた遺書とも思われるノートの走り書きを手に山岡の元を訪ねる。
 
 特攻隊の生き残り達のその後の人生を描いたヒューマンストーリー。

 高倉健さんはやっぱり渋いですなぁ。田中裕子はすっかりおばあちゃんメイクですが、この方若い頃ホントに綺麗だったんですよ。色っぽかったし。

 洋三郎さんの役は藤枝洋二の息子、真美のオヤジ。堅物で普通のオトッちゃんって感じでした。

 おでの観るタイプの映画じゃないので、だいたいこんな感じで勘弁してね。

 そうそう、6月でこのブログも一周年。記念して近々「勝手に伊藤洋三郎祭り」を開催予定。
 今まで観て来た映画の総まとめをしたいと思います。お楽しみにぃ。

  *香港一口餃子(梁朝偉編)*

 悲情城市(1989年)侯孝賢監督

 第二次世界大戦終結直後の台湾。大陸からの圧力と思想家たちの対立の中、静かに愛を育む聾唖の青年文清が、二・二八事件に巻き込まれて行く様を静かに描いた、ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作品。

 「地下情」の演技に惚れ込んだ監督が、台湾語が喋れないからと一度は出演を断ったトニーさんの為に、聾唖者に設定を変更してまでのラブコール。その心意気に答えたトニーさんも、絶品の演技を披露。

 あの優しい潤んだ瞳さえあれば、言葉は不要ですな。

 で、この作品で培われた二人の関係は、後に「フラワーズ・オブ・シャンハイ」に続いて行きます。あぁ・・「フラーズ・オブ・シャンハイ」・・・。一度は手にしかけたのに、目の前で逃げて行った・・。観たいなぁ。Photo_61

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2007年5月24日 (木)

勝手に伊藤洋三郎 61~極道の妻たち

 岩下志麻女帝の凄み炸裂!

 極道の妻たち~危険な賭け(1997年)

 坂松組四代目争いに名乗りを挙げた若頭海原(原田大二郎)と舎弟頭佐渡(北村和夫)。借金まみれで分の悪い佐渡は、北陸の女帝州崎香矢(岩下)に資金援助を持ちかける。承諾した香矢が20億円の融資をする事で、香矢の亡き夫の舎弟だった神鳥(石橋凌)は、海原と香矢の狭間に立たされる。一方、神鳥の妻静尾(かたせ梨乃)の弟新(原田龍二)が傷害事件の刑期を終えて出所。挨拶に向かった香矢邸で娘の香織(工藤静香)に一目惚れ。
 海原を組長にしたい市元(中尾彬)の策略によって、香矢を殺す為に踏み込んだ神鳥の銃口の前に立ち塞がったのは、義弟の新だった。神鳥は新を撃てずに逃走したが佐渡は暗殺され、罪を背負った神鳥も殺害される。
 佐渡を殺った暗殺者(火野正平)を手中にした香矢は海原をかたずけ、元凶の市元も静尾の復讐の前に倒れる。すべて片付いた香矢は、また一歩大きな野望へと近づくのだった。

 極妻シリーズはテレビでちょこっと観た程度で、今回始めてじっくり観ました。(しかもテレビで観たのは高島礼子ちゃんバージョン)

 やっぱり石橋凌はかっこいいよな~。まだそんなに太ってないし。

 洋三郎さんの役は香矢の側近の一人。調べたら河津明となっていた。後半で香矢を守ろうとして、石橋凌の銃弾に倒れ死亡。

 この頃はスーツの上からでも細さがわかるな。って、太ってるとか痩せてるとか関係ないですよね、すんません。

 洋三郎さんファンにしたら出演時間は短いですが、普通に極妻シリーズを楽しめるので、観ても損は無いと思います。


 *香港一口餃子*(梁朝偉編)

 「君を見つけた25時」(1998年)

トニーさん演じる敏腕CMディレクターワイは、もてるけどすぐフラれる上に、彼女達の残した品を処分出来ないダメダメ君。下町から拾い上げた金の卵アーユー(ビビアン・スー)をスターに仕立て上げる仕事に打ち込むうちに、またしても彼女の純粋さに惹かれて行く。女上司ビビアン(エイダ・チョイ)とアーユーとの間で心揺れるワイに舞い込んだ、日本企業からのビックビジネス! はたしてワイとアーユーの恋の行方は?!

 優しくてダメダメで、でもとっても魅力的。まさしくトニーさんらしい一本。

 ビビアンにシャワールームから誘惑されて必死で我慢する姿は大爆笑です。

 ビビアンは最後日本でスターになりますが、これが現実そのまんま、あの「ブラックビスケッツ」。ちょいとナンチャンと天野っちの姿が! 大丈夫?ちゃんと許可とってる?と、いらぬ心配しました。

 個人的にはブラビよりポケビ派でした。千秋好きなんだよね、あの根性が。歌も上手いし。

 イエローイエローハッピーは、今でもおでの心の唄。Photo_60

*ちょいと付けたし*

ぎゃあ!楽しみにしていたジョン・ウー監督の三国志を、チョウ・ユンファ兄ィが降板だと。

 トニーさんはどうなったんだろう・・。

チョウ・ユンファ、ジョン・ウー監督の新作映画を急遽降板 - goo 映画

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2007年5月17日 (木)

勝手に伊藤洋三郎 60~東京2

 トホホでした・・。

 「東京2~激闘極道抗争」(2003年)

 前回お送りした「東京~極道抗争勃発」の続編。
心優しく侠気あふれるヤクザ佐野一平(的場浩司)の、義理と人情の熱いサクセスストーリー。

 雨組と竹花会の抗争も、六月(三浦浩一)と朴(山西道広)の働きかけによって、雨組若頭山路(山田辰夫)を組長とし終結。竹花会が雨組に吸収される形となる事に反発する幹部沖原(遠藤憲一)は、朴や小間組組長の制止を無視し、自らがトップに躍り出るべく、邪魔者を次々とかたずけて行く。一方、兄の復讐相手小間組組長の懐の深さに目的を諦めた六月は、足を洗い塾の教師になる為東京を後にしたが、裏切り者坪井(伊藤洋三郎)の凶弾に倒れる。坪井の背後に沖原の陰謀を見つけた一平は、本当の兄貴と慕う六月の仇を討つ為に山路の言いつけに背き、沖原組に殴り込みをかける。

 兄貴分六月が小沢さんから三浦さんへチェンジ。三浦浩一は嫌いじゃないが、小沢仁志さんと比べるとちょっと貫禄が・・・。でも教師姿は小沢さんより似合うよね。

 結局前回「必要か?」と心配していた五郎は殆ど出演せず、宏海姉さんも電話の向こうにいるらしいけど声すら聞けず。綺麗なお姉さんが全然出て来ないのは、ちと、寂しひ・・。

 で、トホホ・・の理由。

 思ったとおりヘタレ男坪井は、逆恨みの復讐の為敵に寝返った。

 しかしそれだけじゃないのだ。

 あっちに良い顔こっちに良い顔、勘違いと思い込みで暴走、旨い話には揉み手摩り手。六月を殺った後ラブホテルでオネーちゃんに、「グレイトかい?グレイトだろ?」との賜り、踏み込んで来た一平から逃れるべく夜の街をふんどし一丁で爆走。最後の最後まで卑怯っぷりを披露しつつ、一平の日本刀によって、ずんばらりんとご臨終。チーン。

 ああ・・多分今までの役の中でダントツのワースト1だなぁ・・坪井。

 気を取り直して最後にひとつ。一平が何かある度、へんな詩を読むのだが、アレは原作にあー言うくだりがあるのかな?ジーンとするシーンの後必ず入る 「東京と書いて、~ と読みました」。笑わせる気ですか?!Photo_59

  *香港一口餃子*

 っていうか、今回はボヤキです。

 我らが香港明星の兄貴チョウ・ユンファ様が出演する「パイレーツオブカリビアン3」がもうすぐ公開って事で喜ばしい限りですが、最近よく耳にする香港勘違いをちょっと。

 劇団ひとりがチョウ・ユンファ兄貴に似てるという話は、色んなトコでよく耳にしますが、「台湾の俳優さんの」と付け加える奴らの多い事!!

 あと中川家礼二と次課長河本がよくやる即興コントに対し、「台湾の厨房やって~」って言う奴ね。中国のってんならまだしも!

 で、身近でも「広東語習う」系の話をすると、「あ~、まだまだブームだもんね。で、ヨン様ファン?」とか言われるんですよ!コレが。広東のカンは韓国のカンぢゃねえやぃ!

 で、最近面倒なので、

 「道でばったりジャッキー・チェンに遇っても困らないように、広東語習ってます。」

 と、言う事にした。

 ジャッキーだけはイコール香港という認識が皆さんにもあるようだ。

 ま、彼はハリウッド俳優だがな。

 と、言う訳で今回はここまで。

 来週24日(木)はトニーさんが聾唖の青年を演じる「悲情城市」をアップ予定です。

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2007年5月10日 (木)

勝手に伊藤洋三郎 59~東京

 結構めっけもんでした。

 「東京~極道抗争勃発」(2001年)村田忍監督

 雨組と竹花組は同じ風組傘下でありながら、縄張り争いの耐えない日々。一平(的場浩司)が竹花組に絡まれていた青年五郎(永井大)を助けた事から、さらに一触即発の状態に。一平の兄貴分六月(小沢仁志)を出し抜きたい坪井(伊藤洋三郎)の揺さぶりや、開発省の談合などの事件に巻き込まれる一平の、友情と組織の狭間での葛藤を描いた作品。ヤクザと言えばの立原あゆみ原作。

 いゃ~、なかなか面白かったよ。的場浩司がちと苦手だったせいもあるんだけど、まったく期待していなかったので、大変儲かった気分です。

 的場演じる一平は、喧嘩っ早くて友情に厚く、素直で正義感あふれるチンピラ。まさに男の中の男。侠気。小沢仁志の仇討ちのくだりの謎が明かされないままなので、是非早く「2」が観たいなぁ。

 洋三郎さんの役は、雨組の幹部坪井。久っさしぶりに、そうとうなヤな奴です。髪型が坊主に近いのは、たぶん「刑務所の中」の撮影と被っていたからではないかと思われる。

 丸く収まりそうな話をワザとでかくして一平を罠に嵌めようとしたり、縄張り荒らしをして竹花組にボコボコにされそうになると一平に助けを求めたり、強い物に弱く弱い物に強い、典型的な嫌な奴は、非常にはまり役。

 結局雨組を波紋になって後半は出て来ないけど、「2」に名前があるので、多分敵に寝返るかなんかして、逆恨みの逆襲劇が展開されるのではないかと期待大。

 大と言えば永井大。この人の役は必要なのか?2ではもっと絡んでくるのか?

 そして、小沢演じる六月の通うバーのママ役の中島宏海姉さん。とても色っぽいです。この二人の敵討ちが今後どんな展開を見せるのかも、非常に楽しみな所。

 しかしなぁ「2」置いてねぇなぁ・・。 Photo_58


  *香港一口餃子*(梁朝偉編)

「東京攻略」(2000年)

 変な日本語のトニーさんが東京で暴れまくるアクションコメディ・・違ったアクション巨編!

 新宿、渋谷、銀座と東京のオシャレスポットを縦横無尽に駆け巡る私立探偵林さんとボンドガール達(ボンドガールってか林ガールか?! )。

 仲村トオルと遠藤久美子は良しとして、我らが阿部寛センセー、ぼそぼそ喋るアル中(?)ヤクザ役が、何だかとっても悲しい感じ。

 変な日本語が気になるので思い切って吹き替えで観たら、わざわざトニーさんの日本語シーンだけ、吹き替えの人も片言っぽく喋りやがるのだ。しかも凄いハードボイルドな声。う~ん・・。

 そういえばほんの一瞬ですが、ボンドガール達の中に「柴咲コウ」を発見。まだ「ファンデーションは使ってません」のただの綺麗なお姉さんだったコロ。素敵なおみ足を披露してくれてます。多分本人は消したい過去か?!

 スタントマン無しで撮影に挑んだおとぼけトニーさんの、カッコ可愛いお姿を拝見したい方は是非。

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2007年5月 3日 (木)

勝手に伊藤洋三郎 58~スカイハイ

 今更乍らの感想ですが、面白いね。

 「スカイハイ ・ 第六死 pigeon house」

 老舗出版社羽田出版を40年間支えて来た警備員井崎(森本レオ)は、多額の負債を抱えてしまった社長(平泉成)の自殺を止めに入り、巻き込まれて死亡。残された社長夫人の加代子(根岸季衣)が会社を立て直そうと奮闘する中、社員の三浦洋子(山本未來)は風俗雑誌の創刊を提案。渋る会社役員の思いとは裏腹に雑誌は売り上げを伸ばし、洋子と加代子の間の溝は深まるばかり。勤続40年、会社のすべてを知り尽くしていると思っていた井崎は想像の出来ない事態に、自分の進むべき道を決め倦ねていた。

 監督は「張り込み」「死者の学園祭」の篠原哲雄。おお!小市慢太郎氏が特別出演という、嬉しいおまけ付き。ほんの一瞬なので、見逃さないように。

 伊藤洋三郎さんの役は羽田出版の編集長。黒ぶち眼鏡にチェックのパンツ。それっぽいですねぇ。
巨乳ギャルの表紙をパソコンで作らされたり、社員同士のけんかを諌めに入った所を「キャバレーの記事、今日締め切りですよ! 」なんて怒られたりと、風俗雑誌に躍起になっている洋子に付いて行けず、一度退社。後に編集長の座を譲り舞い戻るという、ちと悲しい役。

 役員会議のシーンで本田博太郎氏と共演してますが、キャラかぶってるうえ敵(?)は一枚上手。あーいう壊れた演技先にやられちゃ、つらいよなぁ・・。

 しかしコレ、面白いねぇ。1話完結モノはいいよね。同じDVDに収録されている2作品も面白かった。第七死も良かった。ただ、才能をもっている筈の鈴木一真より、妬む鳥羽潤の方が明らかに歌が上手いのが、すっごく気になったのだが・・。

 そのうち最終話も借りて来て観ようかと企んでます。
 
 釈由美子は綺麗だなぁ。イズコ役で髪長いけど、この娘はショートが似合うよね。ああ!髪と言えば全然関係ないけど、コニタン(小西真奈美)はゼッタイロングの方が似合うから、是非また伸ばして欲しいもんだ。Photo_57


  *香港一口餃子*

 「D.O.A FINAL」 (2002年)三池崇史監督を。

 何が香港一口餃子かというと、この作品全編香港ロケ。それどころか主役の哀川翔兄ィと竹内力さん以外、役者ほとんどが香港人で、すべて広東語!広東語と日本語で、何事も無いように会話成立。もうそっからメチャクチャだ。しかも香港を横浜だと言い張り、押し通す!!恐いモン無し!!

 基本的に三池さんのメチャクチャは大好きだし、細かい突っ込み所にも寛大だ。広東語やワイヤーアクションというアイテムに心も揺れ動かされた。

 しかし!

あのラストはいただけない。

 同じいただけないラストである「D.O.A犯罪者」はいただけないながらも納得(?)出来た。コレは無いでしょ、コレ。兄ィとリッキーが合体しちゃったよ。しかも下ロボ。まあ、あの下ロボは許せるとして(許すのか? )、顔グルングルクがどうにもねぇ・・・・。

 明らかに映倫への挑戦でしょ。あの下ロボ(笑)。

 「え、違う違う、深読み深読み。」と、軽く手をブラブラさせてほくそ笑んでいそうな監督の顔が目に浮かぶ。

 映画ってやっぱり"1"に敵わないモンなのかなぁ。なのに世の中には続編がゴロゴロしているなぁ。

 そーいえばこの一連の破壊的ラストを観てて、永井豪の「バイオレンス・ジャック」を思い出してしまった。

 壮大な時間とページを費やして描かれた大傑作が、ラスト1話にて「なんじゃコリャ! 」。張り巡らされた伏線も、登場人物たちの悲しみも生き様も全部ぶち壊し。

 石川賢が最後まで反対していた気持ちがよ~く判ります。(ご冥福をお祈りします。)

 ま、こちらも三池さん同様ファンの評価は真っ二つらしいですな。

 発表されてしまった作品は、はたして作者(監督)・読者(観客)どちらのモノなのであろうか。考えさせられるトコロですなぁ。

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